カーメンテナンス冬の準備。

一段と寒さを感じる今日この頃、今年は暖冬傾向と言われていますが、ここ新潟ではこの予想を鵜呑みに準備を怠るドライバーは1人としていないことでしょう。スタッドレスタイヤなど冬の準備はまだこれからという方に向けて、タイヤ交換の際のポイントや冬を乗り切るカーメンテナンスをご紹介したいと思います。

すっかり寒くなる前にスタッドレスタイヤのご準備を。

 

スタッドレスタイヤのタイヤ交換は自分でする方から、整備工場・ガソリンスタンドなどに持ち込んでされる方が多いと思います。タイヤは軽乗車でも1本5キロから普通車でも10キロ前後。日常生活で1年のうちこれだけの重さを持つ物を持ち上げたり移動することは滅多にありません。タイヤを屋外に出した際には面倒でもメンテナスをしっかりやってしまいましょう。
その前にすっかり寒くなった昨今、いきなり重量物を持ち上げたりすると腰を痛める可能性もあります。腰を回したりしっかり準備運動をして、時間に余裕をもって作業に取り掛かってください。

釘など踏んでいないか、キズ・亀裂がないか、しっかり目視点検

スタッドレスタイヤの点検を一通り。

 

まずはタイヤの減り具合を点検します。タイヤの溝深さは約5mmが限界。また、溝があっても古いタイヤはゴムが硬化していたり、最悪側面がひび割れてしまっています。スタッドレスタイヤは低い気温でもゴムの柔らかさを維持に性能が発揮できるように作られています。走行距離は少なくても経年が過ぎたり、磨り減ったタイヤは雪道で事故を起こさない為にも諦めて交換してしまいましょう。
また釘など踏んでいないか?キズ・亀裂がないか?しっかり目視点検。これもタイヤがハマった状態では難しいのでぜひ実行してください。

ご自分でタイヤ交換をなさる方に。

 

前項の点検が済んだら空気圧も点検してください。この春タイヤ掃除をしなかった方はいい機会なのでやってしまいましょう。主にタイヤホイールの内側はブレーキダストで汚れています。熱せられたブレーキダストはホイールに食い込んでなかなか落とすことが出来ず、汚れの蓄積を招いてしまうと洗浄が大変になります。タイヤ交換ごとに落として汚れの蓄積を防ぐことが、結果的に容易に洗浄を済ませられます。洗浄には「強力アイアンクリーナー」が最適です。

冬の急な天候の変化にご注意を。

 

また、雪道走行後の塩カル付着によるサビ対策に「水あか専用クリーナー」もご準備ください。雪道に散布される塩カルはサビの発生を招きます。また雪がなくとも冬の悪天候はクルマのボディには過酷で汚れがちです。こまめに水あか洗車することでダメージを最小限に食い止めます。ぜひ「水あか専用クリーナー」を1本ご用意ください。

 

近年は天候が非常に不安定です。今年の夏が暑かったかからといって暖冬=小雪とはいいきれません。近年の傾向として一度寒気が入ってしまうと、日本海側はゲリラ的な大雪になり、高速道路や国道で閉じ込められ大混乱することが毎年のように起きています。日本海側や東北側を走る際には、スタッドレスタイヤはもとより脱出用のチェーンなど揃え、満タン給油・食料・緊急用の携帯トイレなど常備してお出かけするとさらに安心ですね。