冬本番。水あか専用クリーナーの出番です。

新潟のドライバーの冬の定番アイテムといったら「水あか専用クリーナー」。県民の多くの方に使われています。でもその有効性は新潟だけとは限らないのです。今回はその辺をご説明したいと思います。

全国のどこでも地下水には鉄分は含まれています。

 

地下水には鉄分は多く含まれています。温泉を例にとると分かり易いですが、赤茶けた鉄分が多く含まれている温泉も全国には多数ありますね。様々な成分が溶け込んでいる温泉も地下水系であると思います。地下水は過去数万年の間に堆積した有機系の堆積物を通って地上に出てきますが、

鉄分は分解されてしまう他の成分とちがい、分解されることはありません。それが地下水に取り込まれ地表に出たとたんに空気と接触してサビが発生する仕組みなのです。

温泉に限らず地下水は川に流れ込んだり、自然と地表に出てきたりして、鉄成分は自然界至る所にあると考えてください。天候の悪い冬季は特に注意が必要です。

地下水の利用が多い新潟地域。

 

新潟地域は石油も産出する地形から(新潟県は石油採掘発祥の地で今でも採掘量は日本一)さらに鉄分が混入する割合も多いと考えられますが、新潟地域は豪雪地帯のため消雪パイプによる地下水の利用がことさら多いのです。それが黄ばみ汚れ(サビ汚れ)を呼び込み1シーズンでまるで塗装したような黄ばみ汚れが付着してしまいます。新潟の特殊事情はさておき全国的にも地下水を利用している地域は注意が必要です。

雪国の消雪パイプ

冬の高速道路で撒かれる「塩カル」も大敵。

 

融雪剤として高速道路で利用される「塩カル」はサビを促進します。難しくいえばサビは金属のイオンが溶け出すことで発生します。塩水はイオン化傾向が大きくサビを促進してしまうのですね。高速道路では自然界の鉄分やブレーキダストの飛散、特に降雪時は除雪車のブレードが削られた鉄分もあり、塩カルと降雪が混ざり合い水溶水を作り出します。サビを呼び込む要因が全て揃っています。こうした「塩カル」起因のサビにも「水あか専用クリーナー」は大変有効です。

冬季は除雪作業車のブレードから削られた鉄粉も舞い上がります

水あか専用クリーナーは特殊洗浄剤。

 

こうした地域特有の過酷なサビ要因に対応して開発されたのが「水あか専用クリーナー」です。発売当初は整備工場・ガソリンスタンドなど、プロが使う洗浄剤として供給がはじまりましたが現在ではホームセンターやカー用品店でも一般の方に向けて発売されるようになりました。

もちろん当サイトからも全国どこでも発送いたします。但し効き目は強力で使用には十分な注意が必要です。パッケージの利用方法・注意書きを十分に読み込んでご理解いただいた上ご使用ください。

最後に、サビケアは〝雪国に限らず〟お勧めいたします。

 

日本は海に囲まれ塩害もある島国で、地球のプレートが複数ぶつかり合い数万年前の地層が隆起して露出し、地質由来の鉄分も多い特徴があります。降水量も多くクルマに対する「サビ対策」は必須と考えています。特に降雪や天候の悪い冬季はサビがつきやすい時期です。雪国に限らすぜひ「サビ対策」を怠らずに、こまめなサビケアメンテナンスがクルマの寿命も伸ばします。

火山の多い日本では赤土が(鉄分が多く含まれている土壌)いたるところで見られます