融雪剤、塩カルはなぜクルマに悪いのか?

今年のように降雪量が多い年は、何かとクルマが真っ白になってしまいます。それは融雪剤(塩カル)の付着によるものです。そしてクルマが錆びやすい原因になるとご存知の方も多いかと思いますが、塩カルの特性をもう少し理解し、サビ対策に生かしたいと思います。おつきあいください。

なぜ雪が降ると塩カルを撒くのか?

 

融雪剤(塩カル=塩化カルシウム)の特徴は、“吸湿性”が高く、水と素早く反応し氷や雪を溶かす効果があります。さらに水に溶ける際に“発熱”し、氷を効率よく溶かし、低温でも効果を発揮しやすい(約-50℃まで効果)“即効性が高い”といった効果があるため、融雪剤として大変優れているのです。

融雪剤、塩化カルシウム

なぜ、クルマに塩カルが付着すると
サビやすくなるのか?

 

塩カルは“強い吸湿性”があるため、空気中の水分を吸収して常に湿った状態になります。そのため、金属が水分に長時間さらされるため、サビが発生しやすくなります。金属を水につけていたら簡単にサビてしまいますよね。また水分と混ざると“電解質”となり車のボディやシャーシに付着した水分が電気を通しやすくなるためサビの進行も早まるわけです。「一度錆が発生すると広がりやすく、進行も早い」これが塩カルの要因です。

塩カルの付着は、乾燥の早いフロントガラスへの付着ですぐ気づきます

塩カルは洗い流しにくい。

 

強い吸湿性のため“ネバついた膜”を作り、雨雪の水分や水洗車だけでは完全に流れ落ちません。その残留した塩カルは“再結晶化”しやすく、乾燥すると“白い結晶”として残ってしまい、これがサビ進行の一番の原因となりす。白い結晶を付けないことが一番大切な防御策です。

ボディに付着し再結晶化した塩カル

クルマボディの塩カル対策。

 

このように雪道の走行には大変ありがたい融雪剤ですが、クルマに付着するとやっかいな塩カル。まず付着したなと思ったら時間を置かず、こまめに洗車することが先決です。先のように“ネバついた膜”を作るので必ずカーシャンプーを使うようにすると良いと思います。

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当社の「カーシャンプーOS1」は濃縮タイプなので、塩カルの付着度合いに応じ調整してお使いいただけます。頑固な塩カル汚れ洗浄には直接スプレーしても良いでしょう。

また、ボディに残っていた微細なサビを短時間に進行させる特性もあるので洗車後も当社の「水アカ専用クリーナー」や「強力アイアンクリーナー」で目に見えないような微細なサビを除去するのがオススメです。

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下回りの洗浄も大切です。

 

下回り洗浄も大変大切です。下回りはボトルやシャシーなど格段にサビが発生しやすくなる場所です。高圧洗浄機や温水などがあると効果的なのですが、手の届きにくさもあり一般のユーザーには敷居がたかくなります。それでもタイヤ裏やブレーキ周りなどできる限り水ホースを流して安全の範囲内で洗浄しましょう。最近は長いノズルや角度調整のできる洗車ノズルも販売されてるのでオススメです。

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